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ジオ・ボードが「わごむパターンボード」という名前で売っていること(視機能トレーニング)

   

わごむパターンボード くもん

(この記事は2013年12月27日に書いたものです。)

 

発達障害の子は学習障害(LD)を併発していることがあり、その根底には視機能(視知覚認識)に問題がある場合があります。

 

私の娘、さやは、児童精神科の医師に「目の動きがおかしい」と言われたことがあり、「学ぶことが大好きになるビジョントレーニング―読み書き・運動が苦手なのには理由があった」という訓練方法が列挙されている本を見ながら視機能の訓練に取り組んだことがあります。

 

学ぶことが大好きになるビジョントレーニング―読み書き・運動が苦手なのには理由があった
学ぶことが大好きになるビジョントレーニング―読み書き・運動が苦手なのには理由があった

 

ビジョントレーニングの本に、ジオ・ボードという板に釘が打ってあるものに輪ゴムをひっかけていく訓練方法が書かれていました。

そこで、ダイソーで正方形の板を買い、等間隔に印を付けて釘を打ち、2つのジオ・ボードを作りました。

何故2つなのかといえば、1つはこちらが課題を出すのに使い、もう一つはそれを見ながら模倣するためです。

手作りドのジオ・ボードは釘で作ってあるので、子供に自由に持たせるには危険な気がして、常に親が管理する必要がありました。

当時は日本のアマゾンでもジオ・ボードは売っておらず、専門の業者から買うと非常に高額で、自分で作るしかない感じでしたが、最近、くもんの知育玩具で「わごむパターンボード」という名前で売られていることを知りました。

 

わごむパターンボード
わごむパターンボード

 

プラスチックのピンの先が丸くなっているので、手作りのジオ・ボードよりずっと安全です。

価格も、アマゾンで買えば定価より安くなっているし、知育玩具の中では安価だと思います。

19ピンと81ピンの2種類のボードが入っていて、輪ゴムは6色9種類、出題カードは30枚計60例と豊富なバリエーションの課題に挑戦できます。

 

 

くもんのサイトで遊び方の動画を公開しています。

 

くもんの「わごむパターンボード」は、日本おもちゃ大賞2013とグッド・トイ2013を受賞した商品のようですが、海外の算数教育では一般的に使用されているジオ・ボードが今さら賞を受賞するというのが不思議です。

 

「わごむパターンボード」と名前を変えても、見た目や機能はジオ・ボード以外の何者でもないので。

 

ビジョントレーニング

 

カードで60例の出題ができるので、手作りのものより豊富で楽しい課題ができそうです。

「わごむパターンボード」を評価するなら、カードのバリエーションにあるのかもしれません。

カードには絵もついているし、子どもの取り組む意欲が増しそうですね。

 

 - ビジョントレーニング, 療育おもちゃ