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自閉症スペクトラム児(発達障害児)のためのすうじ盤を使った数字のマッチング

      2018/09/04

自閉症スペクトラム

自閉症スペクトラムの子には、数字が大好きな子もいる中、娘のさやは数字が苦手で、3歳のうちは、10まで数えるのに4や7や9が飛ぶことが多く、順番に数えることができませんでした。

娘のさやは、3歳の後半から療育センターとは別に、ABAを軸にした個別教室に通っていたのですが、そこで教えていただいた数字の概念を身に付けるための方法をここでは紹介します。

「量」としての数字

「順番」としての概念の数字はなんとなくわかっているのに、実物を数える「量」としての数字の概念はなかなか身に付かず、数のカードとおはじきのような個体を紙の上に置かせてマッチングする取り組みをしばらく続けていました。

 

ABA

 

上の画像ではわかりにくいかもしれませんが、無地の紙に折り目がついていて、6つの枠があるような感じなのですが、そこにそれぞれ数を違えたシールの貼ったカードを3つ並べてあります。

カードのシールの数だけ、子どもにおはじきを置かせていくような取り組みです。

カードとおはじきのマッチングは5までの数字をやりました。

カードと個体のマッチング、動画で説明したいところですが、注文したビデオカメラの三脚がまだ届いてないのでしばらくお待ちください。

「順番」としての数

カードと個体のマッチングをやった後はくもんの「すうじ盤」を使ってマッチングをしました。
くもんのすうじ盤には30までのものと50までのものと100までのものがありますが、定型発達の子より手先が不器用ということもあり、一つ一つの数字のマグネットが大きくできている30までのものを買いました。

くもんの磁石すうじ盤30
くもんの磁石すうじ盤30

くもんのすうじ盤のセットには、数字のマグネットがくっつく盤が1枚だけ入っているのですが、いきなり数字がランダムにある中から特定の数字を探させるのは難易度が高かったので、100円ショップで適当な大きさのホワイトボードを買ってきて、それに順番に数字のマグネットを並べてあげて、そこからすうじ盤に置きなおすようなマッチングをさせました。

マッチング

マッチングするときは、数字を声に出しながらやります。

10ずつ色分けされているので、最初は10までの数字でマッチングし、慣れてきたら10ずつ増やしていきました。

30まですんなりできるようになったらストップウォッチで時間を計り、すうじ盤セットに入っている記録用紙をコピーして記録します。

「どんどん速くなってるね~」と褒めてあげると日に日にスピードアップしていきました。

すうじ盤は片面に数字が書かれていて、裏には数字の書かれていないマス目があるので、マッチングのスピードが上がったら、空欄のマス目に順番に置かせてみるとよいです。

 

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