手先・指先の療育(ひもとおし系グッズの比較)
(この記事は2013年11月29日に書いたものです。)
最近、療育センターで、娘のさやはりんごの絵を、なかなか上手に描きました。
発達障がいの子に手先が不器用な子は多い
普段、「色をきれいに塗る」という行動に集中力が伴わないために、かなり大雑把に絵を描いているのですが、この日は違ったみたいです。
きっと「先生に褒められたい」とか、「他のお友達より上手に描きたい」とか、何かの理由でやる気スイッチが入ったのかもしれません。
りんごの輪郭の丸もよく形をとらえているし、「単色ではみ出ないように塗る」ということへ集中できたことも大きな成長を感じました。
さやはアスペルガーの特徴からか、手先が不器用な方で、春に幼稚園の作品展がありましたが、さやの描いた絵は、他の園児(特に女の子)の画力にはまだまだ及びません。
それでも、3歳から手先の療育をしてきて、彼女なりに成長をしてきました。
手先・指先の療育
手先・指先を使うことは療育的な観点以外にも、脳の活性化ということで、認知症防止としてお年寄りの作業療法にも推奨されています。
娘が3歳から4歳にかけて、手先の訓練としてよくやったのがひも通しです。
療育センターや幼稚園のプレ教室にもひもとおしがあって、さやに「これ面白そうね~」と言って誘導しながらやらせていました。
あと、さやにABAで個別指導をして下さった先生もたくさんの種類のひも通しを教室に置いていました。
いろいろなひも通し
幼稚園のプレ教室にあって、さやが気に入っていたのは、クマの形をしていて見た目もかわいいものでした。
小さな子供の手の大きさにしっくりくる大きさで、なかなか良かったです。
クマの形のひもとおし、ここで紹介するにあたって、検索で探してみましたが、ありました。
七田(しちだ)オリジナルひもとおし くまのひもとおし 6ヶ月~4歳
大きさが大中小とあるので、小さいほど難易度は高いわけですが、その子の力量によって与える大きさを変えていってもよいかもしれません。
療育センターなど、いろいろな所でひもとおしをやっていて、慣れてしまったので、家では穴が小さめの「ドーナツおはじき」を与えていました。
こぐま会の「ドーナツおはじき」については数のマッチング課題として以前の記事にも紹介しました。
「ドーナツおはじき」は、ひもとおし以外にも、量の概念の獲得や、色の弁別課題にも便利でした。
↑以前のドーナツおはじき
↑箱がリニューアルした現在のドーナツおはじき
「ドーナツおはじき」はネットで買えないのが残念なところですが、大きな書店に売っています。
ひももしっかりしているので、そうそう切れたりほつれたりはしません。
ひもとおし以外の手先・指先の療育
ひもとおしの他に、手先の訓練で使用していたのがカワダのジャンボプラチェーンです。
これは療育仲間にいただいたものですが、3歳当初はつなげるだけだったのが、そのうちつなげたパーツを元に戻すようなこともできるようになりました。
セットで売られていますが、こんなにたくさんはいらないので、療育仲間と半分に分けて使ってもよいかもしれません。
療育と限らずに、幼稚園や保育園でも、こんな遊び道具があってもいいですね。