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PECSはラフで色なしのものがいい?TEACCHとの違いは?

      2019/04/15

自閉症療育 

(この記事は2014年2月22日に書いたものです。)

 

視覚優位の発達障害のお子さんなどにPECS(絵カード交換式コミュニケーション・システム)を使用することは多いと思いますが、娘の通う療育センターでも生活の様々な場面で使用している人が何人かいます。

 

私も、娘がひらがなを読めるようになる前は、写真をとってカードサイズに加工し、スケジュールなどをよく作成していました。
Wordのクリップアートやネット上で欲しい写真やイラストを見つけて、プリンターで印刷したこともありました。

 

PECSのことで、よく思い出すことがあります。

 

療育センターで、電車によく乗るEくんのお母さんは、電車の写真を撮ってカードにしました。
電車に乗る前に、「これから乗るよ」と言ってEくんに電車の写真のカードを見せたところ、Eくんはなかなか乗ってくれませんでした。

 

何故かといえば、カードの写真とこれから乗ろうとしている電車の色が若干違っていたからです。

 

同じ路線を走る電車でも、車両によって色や形が異なっていることはよくありますね。
ぬれ煎餅で有名な銚子電鉄なんて、それぞれの車両で色が全く違ったりします。

 

以前、何かの本で読んだことがあるのですが、PECSはできるだけラフに描かれた絵で、色なしのものがよいと書かれていました。
多分、こだわりの強いお子さんを想定してそのように書かれていたのかもしれません。

 

TEACCHとの違い

 

上のイラストのような電車だったら、ざっくりすぎてこだわりようもないのでしょうね。

 

私の娘はそこまでこだわりは強くなかったので、電車の写真も、色や形が若干違ったくらいで拒絶するようなことはありませんでした。

 

世のお母さんは忙しいので、PECSはできるだけ時間をかけないで作りたいでしょうし、写真が使えるならそれでよいですよね。

 

でも、こだわりが特に強いお子さんで、写真と実物の相違に気づいて混乱したりパニックに陥ったりする場合は、「ラフに書かれた絵で色なし」という選択になってくるのかもしれません。

 

黒いペン1本でさらさらっと書けたらいいですが、絵がしょうこお姉さん並みになってしまう人は一苦労ですね。

 

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視覚シンボルで楽々コミュニケーション―障害者の暮らしに役立つシンボル1000 CD-ROM付き
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視覚シンボルで楽々コミュニケーション〈2〉障害者の暮らしに役立つシンボル1000
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 - 視覚支援