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幼稚園の加配の先生はどんな人がなるのか(無資格、未経験もいる?)基準について

   

要件・基準

(この記事は2013年12月15日に書いたものです。)

 

 

以前の記事にも書いた通り、私の娘、さやは幼稚園で加配の先生がついてますが、さやが通う幼稚園は年々、障がいのある子の受け入れが増えてきており、「来年度は加配の先生が足りるかなぁ」と療育センターで同じ幼稚園に通うお母さんたちが話していました。

 

求人情報で見られる加配の募集要件

 

療育センターに通うお母さんの中に、保育士の資格のある人がいて、保育士の求人をたまにチェックしているらしく、「T幼稚園の加配の先生の募集をネットの求人で見かけたよー」と言っていました。

 

 

T幼稚園というのは同じ市内にある幼稚園ですが、障がいのある子の受け入れは、一応、してくれる幼稚園です。

 

受け入れはしてくれるけど、発表会などの行事の出席を断られたりするので、T幼稚園に通う、加配のついている子のお母さんは、穏やかな気持ちがしないことが多々あるようです。

 

 

そんなT幼稚園の加配の求人を私も見ましたが、幼稚園教諭二種や保育士などの資格は問わず、無資格、未経験でもよいことが書かれていました。

 

「発達障害のある子に付き添う補助業務」という募集内容でしたが、無資格、未経験の方がいきなり発達障害の子の担当をするのかと思うと、発達障害の子を持つ親としては少し心配な気持ちがしますね。

 

 

時給800円と記載されていましたが、発達障害児の付き添い業務として妥当な時給なのかはよくわかりません。

 

無資格、未経験というのは、人件費を安く抑える以外に理由が考えられないので、有資格者だと800円では応募してこないのかもしれません。

 

実際の加配の先生は

 

娘のさやが通う幼稚園の加配の先生達はどうかというと、そのほとんどが、結婚・出産を期に一度幼稚園を退職してから、パートという形で復帰した人ばかりです。

なので、幼稚園教諭二種の資格は持っていると思います。

 

しかし、発達障害の知識が豊富にあるかといえば、全くないに等しいと思います。

 

冗談の通じない子とのやりとりから

 

加配保育士とは

 

現在のさやの加配の先生は、子供を喜ばせるために、よく冗談を言う先生ですが、アスペルガー症候群(現在は自閉症スペクトラム障がいに含まれています)のさやには、先生の言う冗談が全くわかりません。

 

「さやちゃんのお弁当、おいしそうだから食べちゃおうかな」と先生が冗談で笑いながら言うと、さやは本気で自分のお弁当を食べられてしまうと思い、「おいしそうなお弁当は作らないで」と家に帰って真顔で私に訴えたりします。

 

さやの加配の先生は、さやの気持ちが和むように冗談を言って下さるというのがわかるので、それをやめてほしいというのは親としてかなり心苦しいのですが、お弁当はおいしく食べてもらいたいので仕方なく先生に伝えました。

 

さやは度々、「先生の言うことがわからない」と私に言うので、「できるだけ具体的にわかりやすく言ってあげて下さい」と伝えても、なかなか改善せずに、いろいろな混乱を抱えて幼稚園から帰ってきます。

 

幼稚園教諭二種の資格を持っていたとしても、発達障害の子の補助にはそれほど役に立つものではないのかもしれません。

 

加配の先生は、幼児教育の延長だけではない「加配」としての経験を、一から積んでいくのだと思います。

 

親があきらめずに自分の子の特性を伝えることが、一番、加配の先生のスキルアップに役立つのではないでしょうか。

 

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