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療育センターとは・・・(3)集団か個別か?それともグループか?

      2018/08/26

発達障害

娘のさやが通っている療育センターでは、「通園」と呼ばれる集団療育の他に、「個別相談」と称して月に一度か二度、指導員二人が約1時間、保護者とその子供の相手をしています。

 

個別療育?グループ療育?集団療育?

「個別相談」は指導員一人が子供の相手をし、もう一人の指導員はお母さんの相談に乗ったりしています。

「個別相談」を続け、年長の年齢になると、グループ療育に誘われたりもします。グループ療育は月1~2回、5人程度のグループで行い、母子分離です。

 

時間の長さや療育の質と量から言っても、「通園」(集団療育)を受けるのが一番望ましいと思います。
(個人的にABAセラピーを受けている場合もあるかと思いますが、ABAと集団療育の兼ね合いについては別の記事で述べたいと思います。)

 

療育センター通園までの手続きや流れ

通園

さやは3歳から通園の集団療育を受けているので、ここでは「通園」について詳しく書きたいと思います。

 

最初から通園を希望していても、集団に入る前には数回の相談日があり、そのうち2回は療育センターでのサービスを受けるための書類記入等、手続き的なことで、それが終わると具体的に子供の様子を伝えました。

 

初回の相談の後、役所で児童発達支援の受給者証を発行してもらうように言われ、すぐに手続きをとりました。受給者証は、療育センターで療育などのサービスを受ける場合は必ず必要になります。(ずっと携帯していなければならないものではありませんが)

 

その後、通園のクラスを見学する日を指定され、その日に親子で見学しました。見学の後、納得したところで通園への希望の意思を再度確認されました。

 

通園のクラスに入ることが決まると、家庭訪問があり、通園のための書類の記入を自宅で行いました。
この家庭訪問にどのような意味があるのかわかりませんが、家庭での子供の様子を見るためなのでしょうか。

 

通園は週何回通う?

 

さやが通う療育センターの「通園」は、学齢でいう「年少」より下の年齢が週2回、「年少」が週3回、「年中」が週4回、「年長」が週5回通うことができ、その決められた回数の中で保護者が療育日数の希望を出します。

 

通う曜日は、保護者の希望も少しは聞いてくれますが、基本的には子供同士の性格の兼ね合いや人数なども考慮され、療育センターの方で決定します。

 

療育センターを幼稚園や保育園と併用できる地域と、併用できない地域があり、私が住んでいる市では併用を認めています。(併用できる地域にわざわざ引っ越す人もいました)

 

だいたい、幼稚園へ通う頃になると、療育の日数を減らしたいと思う人が増えてきます。

幼稚園や保育園は、週に数回、療育へ通っていて欠席しても、保育料が安くなったりしません。
毎月変わらない保育料なのだから、もったいないので療育の方を減らしたいと思う気持ちはわからないでもないです。

 

療育は一日ごとに利用料を計算するので、その月に出席した日数を月末で締め、翌々月に口座から引き落とされています。

 

自己負担額は?

自己負担額

一回の利用料金は、法改正で毎年若干ずつ変わっていますが(少しずつ高くなっています)、負担額は1割(所得により上限額あり)で、だいたい500円くらいの金額に数十円のいろいろな加算があります。

ちなみに、集団でも個別相談でも、利用の負担額はそう変わらず、どちらも500円+数十円でした。(2010年頃の金額です。現在では変わっているかもしれません。)

 

その他に給食にかかるお金も一食300円かかりますが、給食は希望者だけで、お弁当でもよいので、食べた分だけかかるようになっています。

 

希望するとワンボックスカーでの送迎もしてもらえます。1回の送迎料金は50円でした。

今日は時間がないのでここまでで、具体的な療育内容などはまた後日に記事にします。

 

 

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