臨床心理士の先生が療育でよく使用しているゲーム ~ラベンスバーガー・メモリー~
療育センターで、臨床心理士の先生との相談が月1回程度あります。
相談といっても、親が心理士の先生に相談することよりも、心理士の先生と子供が遊びを通して発達の段階を確認していくことが多いです。
臨床心理士の先生の相談を受けられる条件
ずっと以前の記事で療育センターについての概要を書きましたが、臨床心理士の先生の相談を受けられるのは、さやの通う療育センターでは通園の人だけで、個別療育や少人数のグループ療育の人は受けられません。
あと、言語聴覚士と音楽療法の先生の訓練も、通園の人のみです。(音楽療法自体がない療育センターもたくさんあると思いますが)
個別療育の人でも、たまたま担当した先生が臨床心理士の資格を持っている先生だったりすることもあり、その場合、ラッキーといえばラッキーかもしれませんが、最初の面談で、「私は臨床心理士の資格を持っています」なんてカミングアウトはないので、担当の先生の身分は通園でない人はわからないかもしれません。
このあたりのことは、地域によって違うのでしょうが、通園か個別かで迷われている方が、検索でこちらのブログにたどり着くことが多いようなので、参考になればと思って書きました。
通園て、時間をがっちり拘束されるので、否定的に考える保護者の方も多いと思いますが、利点もありますよ、ということで。
臨床心理士の先生がよく使用しているゲーム
話がだいぶそれましたが、心理士の先生が、娘のさやとの遊びによく使っていたゲームが、「メモリー」というゲームでした。
トランプの神経衰弱を絵カードでやるような感じのゲームです。
心理士の先生が最初、このゲームをさやとやったときに、「こんなに小さい子ができる神経衰弱があるなんて!」と私は感動しました。
「メモリー」は同じカードを当てるという簡単なゲームだし、カードゲームは「人とのやりとり」を学べるので、順番を守ったり、勝手にカードをめくってはいけない、というようなルールに従うことが身に付きます。
そして 「メモリー」を定期的にやることで、短期的な記憶がどの程度成長したかを確認することができます。
集中力が続かない子の場合、あらかじめカード枚数を少なくしてやり、だんだんと増やしていくとよいかもしれません。
さやの場合、3~4歳くらいまでは手加減してあげないと、勝つことができませんでしたが、6歳の今となっては大人が本気を出しても勝てなくなりました。若い脳にはかないませんね。(涙)
ラベンスバーガーのメモリー
療育センターにあったのは、ドイツの有名なおもちゃメーカー「ラベンスバーガー( Ravensburger)社」のものでした。
我が家にも欲しいと思い、初めてこのゲームをやった次の日にはアマゾンで同じものを注文しました。
↑ 我が家にあるやつ
ミッフィーの絵がかわいいこの「メモリー」、今では売っておりません。
以前は日本のメーカー、カワダがラベンスバーガー社と提携して販売していたので、大きなおもちゃ屋さんなどでも簡単に手に入れることができました。
ミッフィーのはもう販売されていないけれど、ラベンスバーガー社の「メモリー」で他の絵柄のものはいろいろ販売されています。
私が買った当初は、日本でそんなにたくさんの会社が「メモリー」のようなゲームを作ってはいませんでした。
それが今では、日本の会社も真似して(?)いろいろなメモリー・ゲームを出しています。
書店である日本の会社のメモリー・ゲームがサンプルとして置いてあったことがあって、手にとってみましたが、カードの厚さがラベンスバーガー社のものに比べて薄かったです。
あまり薄いと、小さい子の手ではめくりにくいかもしれません。
↑ ラベンスバーガー社の「メモリー」
↑ 普通のトランプ
上の写真で見ると、ラベンスバーガーのカードがいかに厚くてしっかりしているかがわかります。
今はなきミッフィーの「メモリー」ですが、今はどんなメモリー・ゲームが販売されているのか以下に紹介します。